オンライン英会話で時間無制限・レッスンし放題がついてくるスタディサプリEnglishのオンライン英会話セットコース。うまく使い倒せば本当にお得で、英語力や英会話力のUPを後押ししてくれるはず。なのですが、いざ始めてみるとオンライン英会話はやっぱり緊張したり聞こえなかったり話せなかったり、わずか25分のレッスンでけっこう心が折れる・・・という方もいるのではないでしょうか。
はい、私です。
せっかくのオンライン英会話レッスンし放題、できることなら楽しく長続きさせたい!そのためのポイントを、40代での英語学び直しという視点でまとめてみました!
この記事はこんな人におすすめ
・スタディサプリENGLISH オンライン英会話の教材内容が気になる
・スタディサプリENGLISH オンライン英会話を楽しく活用したい
・オンライン英会話レッスンの開始前、ちょっと気が重くなる
・オンライン英会話レッスンの後、挫折感で放心している
スタディサプリENGLISHでオンライン英会話を始める手順はこちら
まず敵を知る スタサプENGLISH オンライン英会話教材(Weekly)の構成
まず敵を知るって・・・オンライン英会話が敵になっている時点でもうどうかと思いますが、オンライン英会話に魅力と恐怖の両方を感じている私には、もはや攻略すべき敵という位置づけです。
敵を知り己を知れば百戦危うからず。
というわけで、まずスタディサプリENGLISHのオンライン英会話教材の構成とレッスン内容を落ち着いて確認してみると・・・
スタディサプリENGLISHのアプリで学習した各Week5レッスン分の5つのキーフレーズをまとめて実践できるWeekly教材と、各Lessonのテーマに関連して収録されている3つのキーフレーズを実践できるDaily教材の2種に分かれており、それぞれ構成内容が決まっていて、あらかじめ内容を確認することができます。
Weekly教材とDairy教材の構成の違いは以下の画像のとおりです。Dairy教材のほうがシンプルな構成になっています。
では、この流れに沿って具体的にどのようにレッスンが進むかWeekly教材を事例に見ていきます。各パートで、実際に行動すべきことや、何をすべきか分からなくなってしまう引っかかりポイントに緑のハイライトをつけています。
スタディサプリENGLISH オンライン英会話教材のレッスン内容
INTROは「初めに」という意味。Substitutionは「置換」の意味です。
まず、そのレッスンで学習するキーフレーズを先生が音読してくれますので、Exampleのフレーズをリピート音読します。
教材にキーフレーズの一部を別の言葉に置き換える指示があります。Exerciseの指示のとおり置き換えて音読します。
以下の例の場合、まず
I’m going to a technology conference in Silicon Valley .
を先生のお手本に続いて読み上げ、
続いて
I’m going to a business conference in Boston.
I’m going to a party in Shinjuku.
と一部を置換して発話練習します。
PRACTICEは「練習」という意味。Role Playは「ロールプレイ・役割練習」の意味です。
まず、教材に書かれているSituationシチュエーションを英語で音読します。
英語の指示内にある「aloud」は「声に出して」という意味です。よく出てくるのでこれを覚えておくだけでもちょっと気楽です。
次にキーフレーズを使ったシチュエーションを、先生との会話形式で音読練習します。Instructor:と書かれているパートを先生が担当し、Student:のパートを自分が担当します。
1つのキーフレーズにつき、3回のロールプレイ練習があり、最初は全文を読むことができますが、2回目3回目はキーフレーズの一部が空白になっています。ここを穴埋めしながら音読します。
※空欄に入る言葉が分からなくなったら、スクロールアップして確認しても大丈夫です。
ここでのAPPLYは「応用」の意味、Generalは「一般的な」の意味です。
だんだんテンパって混乱してくるパートですが、やり方を分かっていれば実はそれほど難しくない部分です。
まず、教材に書かれているSituationシチュエーションを英語で音読します。
次に先生がInstructor:と書かれているパートを読み上げ、Student:のパートで自分が応答します。そのとき、下部に並んでいるPickup Key Phrasesの中からこのシチュエーションに合うものを選び、空欄部分に最初に読み上げたシチュエーションに合わせた単語やフレーズを入れて発話します。
要は、5択の中からフレーズを選び、シチュエーションに合わせて文を完成させて発話する、というトレーニングです。
ヒントボタンをクリックすると、応えるべき内容の和訳が表示されます。
ここでのAPPLYは「応用」の意味、Personalは「個人的な」の意味です。
ここまでの内容と異なり、教材には何のシチュエーションも書いていません。自分自身のシチュエーションを想像してキーフレーズの練習をする、というパートです。
例えば、キーフレーズ「I’m going to (A) in (B) .」を使った自分のエピソードとして、「I’m going to Yamashita park in Yokohama.(私は横浜の山下公園に行きます)」と話します。すると先生が、「何をしに?」「いつも行ってるの?」「どのくらい遠いの?」など(無論イングリッシュで)聞いてきてくれます。それにシドロモドロ応える、というトレーニングです。
このトレーニングの難易度だけが圧倒的に高いので、このパートについては後述します。
FEEDBACK&FREETALKは、文字通りフィードバックとフリートークという意味です。
フィードバックでは、本日のレッスンを振り返って、先生が文法・発音・流暢さなどの観点から学習のポイントを教えてくれます。また、こちらからの質問や不明点、確認したい点がないかを聞いてくれます。
それでも時間が余っているときのために、教材にはフリートークのヒントになる内容が記載されています。
親切!!
ですが、残念ながら初心者はここまでたどり着けないうちに25分のレッスンが終了します…
中級・上級の方は、ステップ1~3はサクッと済ませて(あるいはスキップして)、ステップ4や5の時間で会話力を鍛えることができると思います。
心が折れるひっかかりポイント それは挨拶とAPPLY: Personal
教材の内容とレッスンの流れを理解したところで、次は己の課題を分析してみます。
・挨拶と自己紹介 気の利いたスモールトークができず、ちょっと落ち込む。
・STEP1 INTRO: Substitution
やり方だけ分かっていれば、教材を見ながらの音読なのでなんとかなる。
・STEP2 PRACTICE: Role Play
上に同じ。シチュエーションを読み上げるところは知らない単語があるとちょっとつまづく。
先生がすぐ教えてくれるので大丈夫。
・STEP3 APPLY: General
5択の中から選ぶというやり方を分かっていればなんとかなる。
STEP1~2で繰り返し使っているフレーズなのでそれほど難しくない。
・STEP4 APPLY: Personal
準備していないとまったくどうにもならない。
・STEP5 FEEDBACK & FREETALK
ここまで進めばもう120点満点!
自己分析の結果、私の場合、心が折れるポイントは冒頭の挨拶とレッスンの最後のトレーニング「STEP4 APPLY: Personal」であることが分かりました。
頭とおしりで心が折れてたらそりゃ放心するわ!
特に、APPLY: Personalは、自分自身のシチュエーションを想像してキーフレーズの練習をするというトレーニングですが、日本語でも突然何かの例文を考えるとか無理!という感じなのに、英語の例文まで行きつくわけがありません。。。
最後の最後で、アー、とか、エー、とか言ってる間に25分が過ぎて回線が切れるので、自分の勉強不足は棚に上げて「・・・がっかり」となるわけです。
あまりガッカリが続くと、次のレッスンを受ける意欲がなくなってしまうので、この2つのひっかかりポイントだけは準備=予習すべき部分です。逆に言うと、とにかくこの2つだけなんとか準備しておけば、挫折ダメージを相当軽減させることができ、学習のモチベーションを維持することにつながると思います。
挨拶とスモールトークについて
オンライン英会話レッスンの回線がつながると、Nice to meet you. の後、先生から当然のように出てくる流れが
How are you?
です。これに「I’m fine. Thank you, and you?」と応えるのは、イマドキッぽくないと知りつつ、とっさにはこれしか出てこない・・・ある意味、中学生時代の記憶ってすごい。(ちなみに私はニューホライズンで勉強しました。30数年前の話、マイクとケンが出てくる教科書です。懐かしい・・・。)
そのあと、何かスモールトークしたいけど黙っていると、先生に天気を聞かれて「…It’s…sunny.」 と応える。ドン曇りだけど、もう知らんがな。
これぞまず第一のガッカリポイントです。が、これはもう自分なりの定型を何パターンかしっかり決めて、それを毎回のレッスンの冒頭で練習するしかないヤツです。たとえ短い挨拶であっても英語の再学習を始めたばかりでフリートークなんてできるわけない、と良い意味で諦めて自覚し、自分専用定型文を作って話してみることにしました。
定型文なので、1回作ってしまえばレッスンのたびに繰り返すだけです。心が折れる前に、まず1パターンだけ用意してみることをおすすめします。
ポイントは自分が今後話せるようになりたい分野のトークを作っておくこと。そして、自身のことを少し話して先生はどうですか?と聞く、というパターンに持ち込むこと。仕事のこと?趣味のこと? 天気の話だとお互いが定型のようになりがちですが、話せるようになりたい分野で英会話レッスンをスタートすれば先生の返事のバリエーションもちょっと楽しく覚えることができます。
オンラインで買った〇〇が届きました、イメージ通りでよかったです、先生はオンラインショッピングはしますか?最近何買いました? とか
私は今日のテレビ占いでこう言われて嬉しい気分です、占い信じますか? などをスモールトークのトピックにすることにしてチャレンジ中です。
APPLY: Personalについて
さて、問題のAPPLY: Personalパート。
このパートは、初心者にとって相当ハードルが高く、準備なしではどうにもならない、ということを認識することが第一です。そのうえで、挫折しないために少なくともこのパートだけは何を言うかきちんと予習(書き起こし)しておくのがおすすめです。
このパートの準備には、以下のステップが必要です。
1,キーフレーズの確認
2,キーフレーズを使うシーンや経験を日本語で想像する
3,英作文
4,想定問答をイメージ
キーフレーズを使うシーンを日本語で想像する行程が英語学習として正しいかどうかは分からないのですが、現時点の英語力では「急に英語で考えなさい」と言われても無理な話なので仕方ありません。
正直、この予習はだいぶ大変な作業です。ある程度の時間もかかると思います。何しろ、5つのフレーズについて自分自身のシチュエーションを想像しなければなりません。考えておくだけだと本番でとっさに言葉が出てこないので、書き起こしのメモを用意し音読できるように手元に置いています。
上記の例で#1だと、「I’m going to Yamashita park in Yokohama.(私は横浜の山下公園に行きます)」と話します。先生から「何をしに?」「いつも行ってるの?」など質問があるだろう、想定をして応答を考えておきます。このように自分の予定などを言える場合は想像しやすく、英文の準備もしやすいパターンもあります。
しかし、#2だと、「Sorry, could you repeat that?」 のシチュエーション。これを言うときはどんなときって、声が聞こえなかった以外のシチュエーションってなんなのよ?!と思います。その気持ちはさておき・・・、どういうときに声が聞こえないのか、などを説明材料として英作文しておきます。
たとえば、「私は、駅のホームで電話がかかってきて、よく聞き取れなかったときにこのキーフレーズを使います」のような感じです。ここで、予習としては「私は〇〇のとき、このフレーズを使います」を考えておくといいと思います。
I use this keyphrase when I am (was or V)〇〇.
途中で行き詰まることを想定して、以下のような言葉でつなぐことも想像しておくといいかもしれません。
For example…
like…
このように、キーフレーズを使うシチュエーションの例を挙げると、先生が「あなたはそういう経験がありますか?」「いつ?」などと深堀りしてきてくれます。このパートは担当する先生によっても進め方が違いますし、質問の方法も違います。
深堀りにどう応えるかは、また次のステップということで・・・まずはこのパートのとっかかりで「アー」とか「エー」しか言えない、という切なさから脱出するための準備・予習をしておけば大丈夫、なんとかなるはずです!
ここでのポイントは、自分が覚えたい表現が含まれる教材を予習の材料にすることです。予習した内容を繰り返し使うことが挫折から脱出するための光になると考えるからです。
スタディサプリENGLISHのオンライン英会話教材で予習すべきは、APPLY: Personalパート!
話せるようになりたいキーフレーズが入った教材に集中して予習するのがおすすめ。
初心者におすすめ 同じ教材で何度もレッスンすれば毎回の予習は不要?
上述の通り、スタディサプリENGLISHのオンライン英会話教材を楽しく活用できるかどうかは、APPLY: Personalの準備をきちんとしているかどうかにかかっていると言っても過言ではありません。
でも、毎回のレッスンごとにこのパートの予習をする時間がなかなか取れない、ということも多いのではないでしょうか。あるいは、シチュエーションをイメージするのが苦手で、自分の想像力の乏しさに落ち込むようなこと。
はい、再び私です。
そういうときは、ぜひ一度予習した同じ教材のレッスンを違う先生で何度も繰り返してチャレンジしてみてください!
オンライン英会話教材は、スタサプENGLISHアプリのすべてのレッスンに対応していますが、だからといってすべての教材を使う必要はありません。教材をWeek1から順番に使う必要もありません。
スタディサプリENGLISHのオンライン英会話セットプランの最大の魅力は、オンライン英会話レッスン回数が無制限に用意されているというところです。また、提携しているネイティブキャンプの「今すぐレッスン」では、毎回違う先生にレッスンをお願いするパターンが多いです。
つまり、こちら側は、同じ内容が連続で3回目、4回目だったとしても、先生側は初めて、という状況で、繰り返しレッスンしても何の違和感もないのです。
アプリ学習で、この表現を身に着けたいな、という内容を見つけたら、その回を含むオンライン教材をピックアップして、APPLY: Personalパートで話す英作文やシチュエーションをまずしっかり予習する。そして、その1回の予習を武器に繰り返し同じ教材でレッスンを受ける。さすがに飽きてきたら次の教材予習をする。
このような進め方で取り組めば、毎回の予習に悩まされることもありませんし、なにより自分の考えた英作文を繰り返し音読することで頭と口がついてくるようになります。そして、レッスンの先生によって反応や質問が違うので、同じ教材でも新しい学びや気づきが必ずあるはずです。
予習しなければというプレッシャーは捨てて、一回の予習を使い倒すのだ!
・スタディサプリENGLISHのオンライン英会話教材は無理して全部を順番通り使わなくてよい。
・覚えたい表現の教材を選んだら、APPLY: Personalの予習。
その1回の予習につき、何度でもオンラインレッスンを受けて慣れていくのがおすすめ。
・毎回新しい教材を使って毎回予習しなくてもいい。
まとめ レッスンを楽しむには予習が必要、予習のコツが分かれば怖くない
25分の1回のレッスンを受けただけで放心し、次にトライするまでに一生懸命やる気を充電しないといけない、という状況では、長続きしないのはもう目に見えています。お得感がなくなって、かわりに得体のしれない罪悪感が蓄積していくという悪循環に。。。
ですが、せっかくやる気を出して始めた英語学習、何かコツをつかんで楽しく長続きさせたいですよね!
そのためには、ポイントを絞って準備し、自分自身の準備をおおいに活用することが大事だなと気づきました。
スタディサプリENGLISHのオンライン英会話を楽しむコツ
・冒頭の挨拶、モールトークを自分の好きな分野で用意しておく(ひとまず1パターンだけでOK)
・アプリ学習で覚えたい表現をピックアップし、その表現が入ったオンライン英会話教材を選ぶ
・選んだ教材について、APPLY: Personalを頑張って予習
・予習した教材で先生を変えて何度もオンライン英会話!先生の応答バリエーションを勉強する
ズボラながらも根がまじめな日本人のわたくしは、勝手に教材を順番通り使うことや、毎回予習しなければというプレッシャーに囚われて怖がっていましたが、このようなことを実践して、オンライン英会話がだいぶ気楽になりました。
大人の学び直しだからこそ、フレキシブルに、楽しんで続ける工夫がなによりです。継続は力なり。
どうしてもオンライン英会話は不安だなー、まずは自習でいろいろ思い出したい、という場合、スタディサプリENGLISHにはオンライン英会話がセットされない通常コース(ビジネス英会話コース 通常プラン
えいえいおー!
※上記は全て執筆時の情報です。詳細は公式HPをご確認ください。