TOEIC®テストにチャレンジするとき、リスニングパート対策はスマホやパソコンを使って学習するイメージをしやすいですが、リーディングパートのpart6やpart7についてはスマホで学習するイメージが湧きにくいということはありませんか?
英語の長文を速読する練習となると、なんとなく本(紙)のテキストを想像してしまいますが、スタディサプリENGLISHのTOEIC® L&R対策コースでは、part6やpart7を学習するトレーニングにもしっかり対応してくれています。この記事では、そのレッスン内容をレポートします。
この記事はこんな人におすすめ
・TOEIC® テストでスコアアップしたい
・TOEIC® テストのpart6が苦手
・スタディサプリのTOEIC® L&R対策コースの内容が気になっている
・スタディサプリで TOEIC® part6の対策ができるのか気になる
スタサプ TOEIC® でパート6対策できるコンテンツは3か所 96レッスン
TOEIC® L&Rのテストのパート6は全200問のうち16問の割合を占めています。「長文穴埋め」と呼ばれており、4パターンの長文にある4か所のブランク(穴埋め箇所)に入る適当な英語を選ぶという形式です。穴埋めは単語の場合もあれば1文章の場合もあり、4択からの選択解答となっています。
スタディサプリENGLISHのTOEIC® L&R対策コースでは、このパート6の対策として大きく3つのコンテンツが用意されています。
- パーフェクト講義内のPart6対策 16レッスン
- 実践問題集+実践問題集NEXT 4長文×4問×20テスト分 80レッスン
- AIアダプティブ講座 1回2問
15レッスンが用意されているパーフェクト講座では、例題をもとに重要なポイントや取り組み方のコツなどを分かりやすい動画講座で学ぶことができます。例題に合わせた演習問題に連続して集中的に取り組むことで記憶に定着しやすい構成になっています。
続いて、実践問題集は本番のテスト同様の200問の演習とトレーニングが20セット分用意されています。ですので、パート6部分だけ取り出しても、4長文×20セット=80長文の演習問題があることになります。
それぞれの長文でひっかかりやすいポイントについては、都度、動画講座の解説がくっついているところも嬉しいポイントです。
パート6対策に関係するコンテンツだけで、かなりのボリュームがあります!
また、AIアダプティブ講座は、他の2つのコンテンツと異なり、解説動画や速読練習などのトレーニングがなく、ひたすらに演習問題を解いていくとAIが苦手を可視化してくれる、という内容になっています。
AIが学習課題を指摘してくれるアダプティブ講座が気になるときはこちら
パート6対策のトレーニング内容をチェック
では、実際にTOEIC® L&Rのテストのパート6対策となるレッスンはどのような内容なのかというと・・・
パート6のトレーニング内容
パート6はリーディングパートなので、実際のTOEIC®テストでは音声を聞いたり発話したりということはありません。しかし、スタディサプリENGLISHのTOEIC® L&R対策コースでは、リーディングパートにもリスニング用の音声やマイクでの発話録音のトレーニングが用意されています。
実際のレッスンは以下のように進みます。
例題となる長文穴埋め問題に取り組みます。ひとつの長文に4つのブランクがあります。画像の赤枠内のように4問を解き終える目安となる制限時間がカウントダウンされます。
制限時間をオーバーしても問題が消えたり解答できなかったりするわけではありません。
レッスンのテーマや理解すべきポイントを解説した関先生の「神授業」の動画を視聴します。
パート6に漂う世界観や着目ポイントなどを教えてくれるのはもちろんのこと、「結局のところ、ちゃんと読むのが近道」ということも繰り返し教わるので、後に続く速読練習をズルせずに地道に取り組もう、という気分になります。
長文で出てきた重要単語やイディオムのチェック問題があります。長文によってチェックする単語の数は異なります。
問題となったブランク部分がすべて埋まった状態の長文をリスニングで確認します。英文と和訳を同時に確認できるようにテキストが表示されています。重要な単語やイディオムも表示されます。
音声の速度は「遅い・普通・速い」の三段階から選ぶことができます。
長文に含まれる全ての英文を、1文ずつ、制限時間内に音読するトレーニングです。音読内容はマイクで録音され、後でチェックすることができます。
画像の赤枠内のように英文の長さに合わせて目安となる音読時間が表示され、その時間内に発話トレーニングを行います。発話の制限時間はかなりシビアな設定です。
英文テキストを読んで素早くアウトプットする、というトレーニングで速読力の向上を目指します。
発話できない時は口パクで取り組んでも効果があるそうです。
最後の項目の「スピード音読練習」が、スタディサプリのパート6対策の肝になっています。
スピード音読練習については、この後もう少し掘り下げてレポートします。
スピード音読トレーニングをもっと詳しく
スピード音読練習は、英語のテキストを目で見て、その和訳をイメージしながら、素早くアウトプットする、というトレーニングです。リスニングパートのトレーニングにある「シャドーイング」との違いは、テキストが表示されている状態でお手本の音声を聞くことなく発話トレーニングをする、という部分です。
学習設定で、シャドーイングの時に英文を表示させることは可能です。また、スピード音読時にお手本の音声をリスニングすることも可能です。
英文の長さによって発話時間の目安が異なるのですが、速読力UPを目指しているトレーニングなので、カウントダウンされる制限時間はかなりシビアにセットされている印象です。
100分の1秒単位で設定されています!!
例えば、以下のような英文でスピード音読トレーニングが行われます。
発話目安:5.51秒
発話目安:8.52秒
TOEIC® 高得点の方々や、英会話が得意な方々は、目安時間内にスラスラと読み上げられるのかもしれませんが、個人的には、一瞬たりともつまづかず、超・スラスラ読まなければ全然間に合わないレベルの制限時間設定だと感じます。
さらに、その目安時間を示すカウントダウンのインジケーターが、猛烈な速度で減少するのが目に入るので、心理的にとても慌ててしまいます。
残り時間の表示はマッハで減っていくように感じます
ぜんぜん時間内にしゃべり終わらない・・・
このように、スピード音読トレーニングは、スタディサプリの中では比較的負荷の高いトレーニングのように感じます。
ただし、実際の長文読解ではこのスキルが試されるのは間違いありません。負荷が高いと感じるということは、この部分が苦手分野であるということの現れですので、このトレーニングを積み重ねれば確実に速読力がアップするという手ごたえを感じることができます。
最初のうちは全く制限時間内に発話できなくても、お手本を聞いて一生懸命話すうちに、なんとか時間内に収まってくるようになります。
そうすると、確かに、読む方のスピードも上がっているような気がしてくるという不思議な感覚です。
やみくもに長文を読んでも(あるいは読んだ気になっても←私の場合)、なかなか解答スピードが上がらないという悩みや、解答スピードを上げようと意識したつもりが解答の精度が落ちてしまうという悩みを解決するアプローチとして、やってみる価値があるトレーニングだと思います。
・スピード音読トレーニングはなかなかハード
・スピード音読トレーニングは、パート6の解答スピードが上がらない、スピードを上げようすると解答の精度が落ちてしまうという悩みにアプローチできる
まとめ
スタディサプリENGLISHのTOEIC® L&R対策コースでは、リーディングパートにもリスニング用の音声やマイクでの発話録音のトレーニングが用意されています。
リーディングパートが苦手な人にとって、このように音声や発話のトレーニングが用意されていることは、なんとなく英会話の練習にもつながっている感じがして学習のモチベーションを保ちやすくなるかもしれません。
最終目標はTOEIC® スコアアップではなく「英語で話したい」だから。
また、年齢のせいか、なんとなくリーディングパートの学習をスマホやPCというデジタルで行うことがイメージしにくいと感じていましたが、スピード音読トレーニングのように読むべきスピードを体感できる仕組みはアプリならではの学習法!という気づきがありました。
実際に発話を組み合わせてパート6の学習に取り組むことで、文の構成に合わせた英語独特のリズム感を意識できるようになり、結果的に、黙読するときもその文章の構成や注目ポイントがつかみやすくなっている気がします。
トレーニング内容は、無料の7日間トライアル期間(TOEICテスト対策(7日間無料体験)
えいえいおー!
※上記は全て執筆時の情報です。詳細は公式HPをご確認ください。